群馬県前橋市上泉町を発祥とする、群馬の伝統野菜のだいこん。明治期から上泉町とその周辺で栽培されてきた在来種で、品種名にある「理想」は、当時の農家が「理想的なだいこん」を目指して選抜を重ねたことに由来するとされます。
姿形は一般的な青首だいこんより細長く、根の上部が緑がかった淡いグリーン、下部が真っ白という色のグラデーションが美しいのが特徴。長さは30〜40cm、太さは4〜5cmほどで、肉質はしっかりと密度が高く、煮崩れしにくいのが利点です。
栽培は9月種まき、12月〜翌2月収穫。冬の寒さで甘みが増し、シャキッとした歯ごたえと爽やかな辛みを併せ持つ味わいになります。
定番の食べ方は、おでん・ふろふき大根・ぶり大根など長時間煮込む料理。煮崩れしにくく、味のしみ込みもよいため、群馬の冬の食卓を支える存在です。大根おろし・浅漬けでも美味しく、生でもまろやかな甘みが楽しめます。生産量は少なく、前橋市内の直売所や道の駅まえばし赤城で冬期のみ販売されます。