群馬県前橋市三夜沢町を発祥とする、希少な伝統野菜のあずき。明治期から三夜沢町とその周辺の農家で栽培されてきた在来種で、現在は生産者が極めて少なく、絶滅の危機にある貴重な品種です。
三夜沢あずきの特徴は、一般的なあずきよりもやや小ぶりで、皮が薄く、煮崩れしにくいこと。色は鮮やかな赤紫色で、甘みが強く、和菓子作りに重宝されてきました。
栽培は6月植え付け、10〜11月収穫。三夜沢町は赤城山南麓の標高300m前後の地域で、水はけのよい火山灰土壌があずき栽培に適しているとされます。
食べ方の定番は、赤飯・あんこ(餡)・ぜんざい・煮豆。特に「三夜沢の赤飯」は地元の祝い事に欠かせない、地域文化と深く結びついた存在です。前橋市の道の駅まえばし赤城や直売所で秋から冬にかけて少量販売されます。