群馬県高崎市国府地区を発祥とする伝統野菜の白菜。明治期から国府地区で栽培されてきた在来種で、関東地方の白菜品種としては比較的歴史が古いとされます。
姿形は一般的な白菜より細長く、葉が密に巻き込まれた円筒形。1株の重さは3〜4kgと大きく、葉は薄くて柔らかく、繊維が少ないのが特徴です。芯まで甘く、生のままサラダや漬物にしても美味しく食べられます。
栽培は8月種まき、11月〜翌2月収穫。冬の寒さで糖度が増し、葉が引き締まり、独特の旨味が深まります。
食べ方の定番は、白菜の鍋物・キムチ・浅漬け・八宝菜・お味噌汁・煮込み料理。葉が柔らかいため短時間で煮上がり、味のしみ込みもよいのが特徴です。生産量は限られており、高崎市国府地区周辺の直売所や、群馬県内の道の駅で冬期に求めることができます。地域の食文化を支える、隠れた名品種です。