群馬県の希少な伝統豆。豆を割ると断面が黒い斑点と白い地色のコントラストで、まるで猫の目のように見えることから「猫の目いんげん」と呼ばれるユニークな名前を持つ在来種です。「うずら豆」「とら豆」と並んで珍重される煮豆向きの豆として、群馬の家庭料理で受け継がれてきました。
豆の大きさは長さ1.5〜2cm、幅1cmほど。表皮の模様は一粒ずつ微妙に違い、見た目の楽しさも魅力です。皮はやや厚めで、煮崩れしにくく、煮汁の味をしっかり吸い込みます。
栽培は5月植え付け、9〜10月収穫。県内の山間部の家庭菜園で代々栽培されてきました。流通量は極めて少なく、産地の直売所でしか手に入らない希少な豆です。
食べ方の定番は、煮豆・甘煮・五目豆。特に煮汁を吸って柔らかくなった豆の食感と、独特の風味が楽しめます。群馬の家庭の保存食として、正月や祝い事に登場することの多い豆です。